アーユルヴェーダイベント
アーユルヴェーダ薬膳料理講師ドクタープラバー アーユルヴェーダ薬膳料理講師ドクタープラバー

インドの主婦はみんな自分のスパイスボックスを持っています。その中には、普段よく使うスパイス類をまとめていれてあります。北インドの主婦と南インドの主婦がもっているスパイスは違いますし、同じプネの市内でも、家々で、スパイスボックスにいれてあるものには違いがあります。

アーユルヴェーダ薬膳料理講師ドクタープラバーのスパイスボックス

写真はプラバタイのスパイスボックスです。真ん中はマスタードシード。白いのは塩、時計回りにターメリック、フェヌグリーク、ヒング、チリパウダー、ゴラマサラの7種類です。

殆どの場合、マスタード、ヒング、ターメリックの3つだけで味を作ってしまう

クミンやコリアンダーなどを使うこともありますが、殆どの場合、この7種類の中のマスタード、ヒング、ターメリックの3つだけで味を作ってしまいます。2000年前のチャラカ・サンヒターというアーユルヴェーダの経典に出てくる料理を再現して「チャラカの食卓(出帆新社刊)」などの著書もあるインド料理研究家の香取薫さんにこの話しをしたら「昔からインドにある、古いスパイスの組み合わせ」だそうです。彼女の暮らすプネ市は、古いバラモンの文化が色濃く残っているところ。コンカニスタ・ブラフミンの家庭で受けつがれてきた料理は、イスラムが侵入してきても、イギリスに支配されても、その原型を変えずに、味を受けついできたのでしょうね。それは長い時間をかけて、体にも心にもよいことが実証されているレシピです。そして、美味しいからこそ受けつがれてきたもの。

野菜の味を上手に引き出す調理法を使うので、素材の味をスパイスで殺さず

この3つのスパイスだけでは一見、味が単調になってしまうのではないか?と、思うのですが、それぞれの野菜の味を上手に引き出す調理法を使うので、素材の味をスパイスで殺さずにむしろバラエティに富んだ味になるのです。沢山のスパイスを使って、調味料の味が目立つ料理になるより、素材の味をひきたてる料理の方が、家庭料理にはありがたいですよね。彼女のスパイスボックスの中には、そんな知恵がつまっているようです。



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「アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ 食事で変わる心と体」の発刊記念として、インドからベテランのアーユルヴェーダ医師Dr.プラバー・ゴッドボーレをお招きして、皆様からリクエストの高かったインド精進料理・薬膳料理教室講座を開講します