アーユルヴェーダ博物館



<<Vol,1〜アーユルヴェーダの世界展〜開催予定>>

京都 五感で楽しむアーユルヴェーダの世界 9/17(土)〜19(祝)
    会場&主催:京町家アーユルヴェーダ&ヨガmanju
 
    
浜松 いのちがよろこぶ暮らし展ー毎日を豊かにするアーユルヴェーダ 
                  9/24(土)〜26日(月)

   会場:「ギャラリー あ」浜松市中区
   主催:アーユルヴェーダサロンほしひかり

             (他、新潟、沖縄でも開催予定)



館長
館長ごあいさつ

この博物館は常設展ではありません。Vol,1は2016年5月に東京・表参道で展示され、その後、日本中で、自分の町でも展示したいという有志の方々のもとで開催される巡回展です。

東京だけに留まらず、地方にも、広くアーユルヴェーダが普及することを願って行っている活動です。



 20年近くインドと行き来して、アーユルヴェーダを学ぶ中で集めた薬草の標本やアーユルヴェーダの道具類、貴重な本や教えなど、私がいただいてきたものを多くの方にもご覧いただき、これらのものを与えてくださった恩師や現地の皆様へのご恩送りの場所にしたいと願い、展示会を企画致しました。小さなギャラリーひとつに収まるほどのコレクションに博物館という名を冠するのはおこがましい気もしましたが、いつか常設の博物館を作ることが出来たらと願い、その日まで、努力を重ねる決意を込めました。Vol,1から回を重ねるごとに、少しづつテーマを変えて、日本の皆様に広く興味を持っていただける内容にしていきたいと思いますので、どうぞ皆様、お近くの町で開催される展示会に足をお運びいただき、お楽しみ下さい。

            アーユルヴェーダ博物館館長 佐藤真紀子





展示内容


首相  2016年2月、南インドケララ州のカリカットでグローバル・アーユルヴェーダフェスティバルが行われました。この会場で、アーユルヴェーダを全面的に支持すると演説をしたインドのナレンドラ・モディ首相。

 感動的なスピーチの後に、地元の若手芸術家グループGuernicaから、素晴らしい絵のレプリカを贈呈されました。(左上写真)

元の絵は横3mを超える大きな壁画で、緑豊かなケララの自然を思わせる色調の中に、アーユルヴェーダの全体像が描かれています。
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 私はこの絵に、一目で魅了されてしまいました。温かくユーモラスな筆致で、神話的なアーユルヴェーダの起源(左下写真)から、八科目の広がり、また3つのドーシャや五大元素などの理論や治療法、トリファラなどの薬草類に至るまで、アーユルヴェーダのすべてが、愛情を込めて描かれていたからです。

Vol,1では、この絵を中心に据え、そこに描かれているキーワードをひとつひとつ、簡単で丁寧に解説したパネルによって、アーユルヴェーダの全体像が見渡せるように工夫しました。

また、日本の歴史に登場するアーユルヴェーダの痕跡や、仏教を通じて日本文化に溶け込んでいるアーユルヴェーダの薬草などを紹介する展示もあわせ、日本の皆様に、アーユルヴェーダをより身近に感じていただけるように心がけました。

1時間ごとの解説ツアーや、薬草のつかみどり、インドの道具の体験コーナーなど、実際に見て、触れて、楽しめる体験型のイベントもまじえ、アーユルヴェーダを総合的に理解していただける展示内容です。



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 5月1日、会場に飾られたダヌワンタリ神像と乳海攪拌の立体展示の前で、ムニンドラ・パンダ先生の司式のもと、ダヌワンタリ・プージャ(祭祀)が行われました。英語と日本語でひとつひとつ儀式の内容を説明しながら、参加していくユニークな司式のスタイルでサンスクリット語の祈りの波動が会場に満ちました

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 ドーシャやダートゥなどの生理学や、味の効力を示す薬理学などの解説パネルは、ふんだんに図表を使ってわかりやすく編集してあるため、そのまま教科書にして欲しいというリクエストが多くあがりました。

外科で使われているアグニカルマの道具や、クシャーラスートラの糸なども本物が展示してあります。

日本でのクシャーラスートラの歩みも紹介し、実際に施術を受けられる病院のリストもご用意しました。



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貝葉本(椰子の葉に書かれたサンスクリットの経典) 数百年前に書かれた本物です。 カルナータカ州ウドゥピで保存されていたものを、 Dr.クリュシナU.K.(日本アーユルヴェーダスクール校長)のご協力によってお借りすることが出来ました。今回来日したインド人の先生でも本物ははじめて見たという人もいたほど。インドでも貴重な物です。


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Tattva samshodhana samsat・vidya mannya teertha,
                      Udupi, Karnataka India
Cooperated by Dr.Krishna U,K. (Principal of Japan Ayurveda school)


museum3 日本のアーチストの作品も展示しました。タミル映画にも登場した、アートユニット マサラワーラーの武田尋善さんの作品「アーユルヴェーダ アヴァターラ」は、アーユルヴェーダが天界からどのようにして人間界にもたらされたのかという、チャラカサンヒター第一章の物語を描いたものです。
全ての生類をいくつしむ、慈悲の心からアーユルヴェーダが地上にもたらされたという物語に、多くの人が感銘を受けていました。
会期中には、のべ800名の人が集まり、1時間毎に行われる解説ツアーでは、これらの物語に深く頷いていました。

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薬草の展示には、多くの方のご協力を戴きました。石垣島から生のシャターワリーやムスターなどをお送りくださった「もだま工房」さん、重さの違う鉱物薬の見本を貸してくださった日本アーユルヴェーダスクールのDr.Krishna U,K,先生、貴重な鉱物標本を贈ってくださいましたAtharva Ayurveda PharmaceuticalのDr.Sukumar Sardeshmukh先生、種子の標本や薬作りの道具などを御寄贈下さいました、Dr.Anupama Darasive Awake先生、押し葉の標本を御寄贈下さいましたS.D.M.Ayurveda collegeのDr.Shreekanth Undar先生。全ての皆様に、感謝申し上げます。



museum7 インドから来たB.A.M.S.(アーユルヴェーダ医師)のみなさんによるレクチャーやワークショップも行われました。

<写真右> インドで3番目の秀才である Dr.Manisha Siglaさんによる講座

「便秘と痔のスッキリケア」




<写真下> 日本人アーユルヴェーダ医師の Dr.大橋美和子さんによるワークショップ

「カティバステイとその応用」,「ディナチャリヤの活用法」
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地方の会場では、それぞれ違うワークショップやイベントなどが開催されます。

展示内容も東京と全く同じではありません

ので、ご承知おきください。








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東京での会場は表参道
セブンライズアパート地下のLYSギャラリーです。
会期以外の時にいらしても、何もありません。
Satvikアーユルヴェーダスクールとサロンは  セブンライズの101号室です。




*2017年以降開催予定

 Vol,3〜アーユルヴェーダのハーブとくすり展〜

 Vol,4〜女性のカラダと子供のためのアーユルヴェーダ展〜

 Vol,5〜アーユルヴェーダのスパイスと食事展〜

 Vol,6〜アーユルヴェーダのアンチエイジング展〜


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