チェルノブイリでリンゴが大活躍!Cs-137(セシウム137)の排除に効果ありの論文を全文和訳掲載します。

アーユルヴェーダの教典には、サンスクリット語でシンビディカーという名前の果物が登場しますが、これが、クロウメモドキ科のナツメの最大種か、リンゴのことだろうといわれています。インド北部でとれるリンゴはいまでもとても小さいもので、2000年前の教典が書かれた時代には、今のような甘くて大きな品種とは格差があるとは思います。しかし、その味は渋味、甘味、冷性で秘結作用があるとされていますから、今のリンゴと性質はよく似ています。秘結作用というのは、大便を固める作用のこと。インドで下痢をした時には、一切の食事をたって、リンゴとザクロだけを食べるように言われたほど、効果が高いのです。この、便を増やす働きをしているのが、ペクチンという成分です。実はこのペクチンが、放射性物質のひとつであるCs-137(セシウム137)を体外に排出するのに大きな効果があることが、チェルノブイリの時の研究からわかっています。

日本アーユルヴェーダ学会理事長の田澤賢次先生は、リンゴの健康効果に関する研究をずっと続けてこられ、原発周辺で避難していらっしゃる福島の方々のために役にたつのではないか?と、急遽、このリンゴの効果に関する論文を全文和訳して、コメントもつけてくださいました。

1日2個のリンゴを皮ごと食べることで、ある程度の効果が期待できそうです。福島はリンゴの名産地。汚されたふるさとを救ってくれるのも、ふるさとの恵みなんですね。がんばれ福島!うつくしま福島をとりもどすその日まで!

富山医科薬科大学 名誉教授 田澤 賢次先生のコメント(放射線核種の体内蓄積に私達はどのように対処すべきか)

富山医科薬科大学 名誉教授 田澤 賢次先生による「チェルノブイリでリンゴが大活躍!Cs-137(セシウム137)の排除に効果ありの論文を全文和訳」