チャラカサンヒターには、どんなことが書いてあるのか?

各章の主な内容を、見出し的にまとめてみました。
知りたいことが書かれている章の録画を、こちらから お申し込みいただけます!
講師はチャラカサンヒター翻訳者の加藤幸雄さん。
サンスクリットの文章の意味だけでなく、師匠のU.K.クリュシナ先生のお話や、治療での経験談などをまじえて、チャラカの世界を、まるで古代に行ってみてきたかのように、イキイキと語ってくれます!

第1章 「長寿を求めて」の章=(ここは、アーユルヴェーダの基礎知識がギュッと詰まった章です!)

—アーユルヴェーダの成立—
この世界に、どうやってアーユルヴェーダがもたらされたか?
天上へむかった勇気あるひとりの物語
ヒマラヤの麓で行われた古代の国際会議 
最初に教えを聞いた6人の弟子たち
神々をよろこばせた最初のアーユルヴェーダの教本の完成

—生命とアーユルヴェーダについて—-
アーユルヴェーダとはなにか? 
生命 [アーユス]とはなにか?
アーユルヴェーダはなぜ神聖な学問なのか?

—世界を構成する6つの原理—-
似たものと、反対のものを使う原則
生命の三本柱
世界を作っている9種の物質
グナってなに?カルマってなに?
アーユルヴェーダの目的とは

—病気と健康—
3種類の病気の原因 
自我[アートマン]の定義 

—身体的ドーシャと精神的ドーシャ—
ヴァータ ピッタ カパの詳しい性質と鎮め方
治療可能な病気と不治の病の対処法 

–味[ラサ]の定義と組成—
味の定義と、五大元素(土・水・火・風・空) 
味の種類とドーシャへ与える影響

—物質の分類—
特殊作用力[プラバーヴァ] による物質の分類 
動物 鉱物 植物から作られる薬:
植物の4分類と使用部分

—主な薬物のこと—
16種の根をつかうハーブの名前と作用
19種の果実をつかうハーブの名前と作用
4種の油脂類の名前と作用
5種の塩の名前と作用
8種の動物の尿の名前と作用
8種の動物のミルクの名前と作用

—浄化療法に有効な樹木—
乳液を使用する3種の樹木とその作用
樹皮を使用する3種の樹木とその作用
薬物の知識と正しい使用の重要性
薬物の知識がないことによる悪害 

—医者について—
ニセ医者から最高の医者・薬まで! 
医者を志願する者がすべきこと 

第2章 「アパーマールガの種子」の章(ここはいきなり実践方法です。内服薬に関する短い章です。)

—5種類の浄化療法[パンチャカルマ」に使う生薬群—
オイルマッサージなど、5種の浄化療法の前処置
実践は理論より優る
28種の薬膳粥
医療に適している医者 

第3章 「アーラグヴァダ…の章」(ここも実践法。特に、ペーストなど外から塗る薬に関する章です)


—ペースト—
皮膚病 ヴァータ性疾患 痛風 頭痛 肋骨の痛み 熱感 悪感 毒 皮膚病と多汗症 悪臭除去 これらのために効くペーストの作り方

第4章 「600種類の浄化剤となるもの」の章(パンチャカルマに使うハーブの紹介ですが、アーユルヴェーダの薬効について列挙してあるので、薬草学の勉強になります。)

—600種類の浄化剤など—
パンチャカルマに使う600種類の浄化薬についての章 
植物の使う部分について
薬用植物の見つけ方など

–500種類の煎剤—
効き目ごとに十群にわけたハーブの分類
第1群-延命薬 滋養薬、 やせ薬、 便塊砕き、骨癒合促進薬、消化力増進薬
第2群一体力増進薬、 顔色を良くする薬、 喉に良い薬、強心薬
第3群-満腹感除去薬、 痔疾除去薬、 皮膚病除去薬、 痒み除去薬、 駆虫薬、 解毒薬
第4群-催乳薬 (母乳形成促進薬)、 母乳浄化薬 精液形成促進薬、 精液浄化薬 
第5群-油剤補助薬、発汗補助薬、催吐補助薬、催下補助薬、 煎剤経腸法補助薬、
油剤経腸法補助薬、 経鼻頭部浄化法補助薬 
第6群-制吐薬、 口渇緩和薬、 しゃっくり抑止薬 
第7群-秘結薬、便色回復薬、頻尿抑制薬、 尿色回復薬、利尿薬 
第8群-鎮咳薬、 呼吸困難除去薬、抗炎症薬 解熱薬、 疲労回復薬
第9群-灼熱感鎮静薬、冷感鎮静薬、蕁麻疹鎮静薬、四肢筋肉痛鎮静薬、疝痛鎮静薬 
第10群-止血薬 鎮痛薬、 蘇生薬 (意識回復薬)、 妊娠促進薬、老化遅延薬 [18]
500種類の薬剤というタイトルなのに、実際は500ない理由について

第5章-「適量を食べる、の章」(毎日やるべき生活法について詳しく書かれています。特に、一番大事な食事のとり方についてまとまって書かれています)


—重性の食品と軽性の食品—
食事の適量とは?食品の重い、軽いについて。 
あまりたべないほうがよい食物と、毎日でもたべたほうがよいもの。

—毎日の健康法[ディナ・チャリヤ]—
眼にぬるもの、煙の吸引、鼻の穴のケア、歯磨き、舌磨き、うがい、耳のケア、オイルマッサージ、 入浴 、衣服、香料、花飾り、アクセサリー、散髪、爪切り、履き物、日傘などの使用について
健康管理の重要性、学問と仕事の両立について

第6章-「人の食べたもの、の章」(季節による体の変化と、それにあわせた生活法についての章です。)
季節と1年を2つにわけた時の特徴。

—吸収期 [アーダーナ」と放出期[ヴィサルガ]—
放出期と吸収期の特徴と人の体力の増減について

—季節の健康法[リトゥ・チャリヤー]—
初冬、厳冬、春、夏、雨季、秋の健康法

—なれること[サートミヤ]—–
季節や環境への慣れについて

第7章-「生理的衝動を我慢してはいけない、の章」(排尿、排便、食欲など、人体の13種類の生理的衝動について、それを我慢すると起きる症状と、その治療法。そして、我慢すべき衝動についても書かれています。)

排尿 排便 射精 腸内ガス排出(放屁) 嘔吐 くしゃみ げっぷ あくび 空腹 口渇 涙 睡眠 激しい運動後の息切れ 
我慢すべき衝動 : 無分別などの衝動を抑制する効果

—運動—
運動とは?その効果、やり過ぎた時の症状 
運動をしてはいけない人

—悪習の断ち方—
悪習を断つための段階的方法とその効果

—体質[プラクリティ]—-
体質とはなにか?病気にならない人といつも病気がちな人がいるのはなぜか? 

老廃物[マラ]の増減について—

—内因性疾患と外因性疾患の予防と治療法について—
—交際—

避けるべき人 交際すべき人 
—ヨーグルトの摂取法—
ヨーグルトをたべすぎると何がおきるのか?

第8章-感覚機能序説(心と感覚器官についての詳細と、良いことを行うことによる健康上の効果についての章です。)

—精神(思考機能)[マナス]—
精神 (思考機能)[マナス]とはなにか?
気質の決め方 

—感覚機能[インドリヤ] 5つの5個一組—
音触視味香の5つの感覚機能 と、それに関連する5つの元素 

—感覚機能[インドリヤ]と精神(思考機能) [マナス]の相関性 —
自己とはなにか?心とはなにか? 

—善行[サドヴリッタ]—
しなくてはいけないこと と、してはいけないこと 
神の祝福を受ける方法 

第9章「4つ足の小さい章」(足というのは、別れている部分という意味です。治療に必要なのは、医者、薬、看護人、そして患者という4つの柱。それぞれどうあるべきかについて書かれています。治療の四本柱の概略の章。)

—治療の四本柱に必要な四事項—
よき医者・治療薬・看護人・患者の資質と条件 

—医者について—
医者が最も重要!
無知な医者の害悪(をボロカスに言っています。)
生命の救済者たる医者の定義 、名医の定義、医者の義務 
医の倫理の四事項 

第10章 – 医療の4つ足の大きい章(9章で紹介されたことをさらに詳しくつきつめた章です。医療とはなにか?治療とはなにか?そして不治の病と治せる病の見分け方、など、治療の四本柱の詳細が書かれています。)

—医療の役割に関する討論—
—予後—

治る病気と治らない病気の分類 

第11章 「3つの探求、の章」(生命の探究として、生理学と病理学の基礎が語られています。また探究する時につかう、論理学についても書かれています。そして来世の探究としてスピリチュアルなことにも触れている章です。)

—3つの探求—
1番目は生命の探求 
2番目は富の探求 
3番目は来世の探求 

—自我 [アートマン] と来世の存在に関する議論—
アートマンとは何か? と来世の存在の証明 
無神論はなぜよくないのか?

—4つの検討法と再生説—
ものごとを検討する時に使う論理学の方法。
転生についての検討。聖典や直接観察による転生の証明 
正しい行い(義務)

—7つの三つ組—
生命を維持する3本の支柱 
3種類の体力 と 3種類の病気の原因 
感覚機能と対象との不健康な接触 
季節の過剰、不足、異変[42] 
病気の原因のまとめ
あらゆる物事の快調・不調の原因 
心因性疾患の予防法 
3種類の病路(外病路 中病路 内病路) 
3種類の医者 
3種類の療法 
3種類の治療 
賢い者と愚か者 

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