サダナンダ 先生の対コロナ処方集(7)
(7)生活習慣の変化
さて、いよいよ最後は、生活習慣の変化です。
これも、当たり前のことばかりですが、一つ一つに細かい例外や規則があります。
例えば、「早寝早起き!」&「昼寝は良くない」とされていますが、お年寄りや子供や妊婦さんは昼寝が必要な場合もありますし、ゆっくりおきてもいいのです。
また、夜眠ることができなかった人は、普段と比較して足りない睡眠時間の半分を午前中に取るならOK。また、昼寝も横にならずに、椅子にもたれるようにして20分程度ウトウトするなら、むしろ歓迎の場合もあったりします。
こんな風に、古典書の隅々を探すと、色々面白いことが書いてあります。
●サダナンダ 先生のオススメする行動
◎早起き、早寝早起きを心がけましょう。
◎夜ふかしや昼寝(特に昼食後)をしないこと。
◎過剰に日光を浴びないこと(日焼けなど)
◎過剰にエアコン/扇風機/クーラーにあたらないこと、
◎ひどく疲れすぎてはいけないこと。
◎15分程度の軽い運動(ヨーガ、太陽礼拝、ストレッチ体操など)
◎できれば毎食後に、食後の100歩歩きをすること。(シャタパウリ)
◎毎日15~20分間、ソフトなリラクゼーション音楽を聴く時間をもうけること
◎自宅で仕事をする時に、長時間1つの姿勢で座り続けるのは避け、家の中を少しうろうろしたり、ストレッチ運動などを行なってください。
◎良い本を読んだり、執筆したり、自分の趣味を楽しんでください。
◎塩とターメリックパウダーをひとつまみ入れたぬるま湯でうがいをすると効果的です。
◎あなたの医者が勧めたにルーティンの薬をきちんと飲むこと。
◎積極的に現状に対処してください。
この中で、特に面白いと思ったのは、「長時間座り続けないように」と言う処方です。実はアーユルヴェーダの古典書の中では、あちこちで、座りっぱなしの生活を戒めています。私がアーユルヴェーダを学び始めた30年くらい前には、「はあ?」って言う感じでしたが、今では座り続けることは喫煙と同じくらい健康リスクが高い、特に心臓に悪いと言うことがわかってきました。
そう言われても、1日中机の前に座らなければ仕事になりません。
どうすればいいかというと、2つ解決策があります。
一つは、アラームをかけて1時間ごとに少し立ち上がることです。たとえ1~2分でも1時間に一度立ち上がることで心臓へのリスクを減らすことができますよ!
どうぞみなさまこれらの方法を取り入れて、元気にお過ごしください!