ワゴリ通信5・6 〜パンチャカルマ体験記〜

さらに続きです。

計画的にパンチャカルマの治療が進められています。

次回のパンチャカルマコースは、2020年2月1日〜。詳細はこちら

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【ワゴリ通信5】

2019.9.6

患者さんのトリートメントは毎日続いていますが、大学ではガネーシャ祭りが大学祭のような感じで行われています。パンチャカルマ病棟の隣には大学とガンプロジェクトのリサーチセンターがあり、数日前から学生さんたちがガネーシャ祭りの飾り付けを行なっていました。

大学からガネーシャ祭りへの招待状を頂き、初日の午後のアールティには患者さん全員と参加してきました。ガネーシャ様にお供えしたものは儀式が終わるとプラサードとして参加者に配られるのですが、2日目はスクマール先生率いるアタルバ製薬さんが揚げモーダカをプラサードに配ってくれました。3日目の午前のアールティにはシニアドクターのアンジャリマダムとサリーカマダムが美しいサリー姿で参加されていました。

患者さんにも配られるプラサードですが、甘いお菓子ですのでカパをあげて粘液を増やします。ですので患者さんの容体によっては、一口にしなさい、全部は食べないように、とドクターからチェックが入ります。パンチャカルマ病棟からすぐ隣の大学の建物まで歩いて行くにも、外を歩くためにできるだけ耳まで塞ぐ帽子をかぶったり靴下をはくなり、無防備な格好にならないようにと言われます。耳に綿を詰めるだけでもヴァータ対策になります。

患者である我々は午前中は治療です。最初の3日間はほぼ同じメニューでしたが、4日目からは患者さん個人に合わせたメニューが始まりました。私の場合はアビヤンガ、スベーダナ、シロダーラ、バスティ(ビッグバスティとスモールバスティの組み合わせ)、タイラパッティが1週間続きました。生理や発熱するとトリートメントは一旦中断して、回復次第で再開されます。治療の基本的な日数は1週間単位ですが、これも患者さんによって変わってきます。

私は額にオイルを垂らすシロダーラが1週間続きましたが、3,4日するととにかく午後の時間が眠くて眠くて起きているために廊下をちょっと歩いたりして過ごしました。シロダーラはオイルが毛髪全体に行き渡るので、病院でもらうハーブシャンプーを使っても落ちきらず、乾かしてもオイルが残った感じになります。そこで便利なのはオイルまみれになっても良い毛糸の帽子や捨てていけるようなショールです。今回は友人がこれ用にプレゼントしてくれたものを被ったり、手ぬぐいやコットンのショールを頭に巻いたりしています。

シロダーラでも十分に神経系へのケアはできるのですが、剃髪した上で頭頂をオイルに浸すシロバスティーは最も効果が高いと言われています。それをサトビックアーユルヴェーダスクールの佐藤先生が今回自ら体験されているので、9月の連休の講座で解説してくださるようです。ご興味のある方は是非そちらを受講してみてください。

【ワゴリ通信6】

2019.9.11

ガネーシャ祭りも終わって平日の静けさが戻ってきました。終わったと言ってもここの大学のお祭りが終わっただけで、プネ市内ではまだお祭り期間が続いています。そして今日はケララのオーナム祭です。ここで施術をしてくれるのはドクターとケララからきているセラピストさんのペアなので、セラピストさんたちはご馳走を作るために早く帰宅します。場所がどこであっても、ケララの文化でお祭りするのです。広大な土地のインドではそれぞれ食文化や言葉や祝日が違いますし、現地の言葉が違えばインド人同士であっても会話はできない多文化国家です。

私自身のトリートメントは浄化のためのバスティが終わり、現在は滋養するためのバスティをしています。浄化では大量の煎じ液を入れて下剤のような感じで排出することが目的でしたが、滋養するためのものは量も少なく吸収させることが目的です。別名ミルクバスティ(友人曰く、アーユルヴェーダ版レッドブル)と言いますが、これはミルクにギー、その他の薬剤が混ざっています。

ここのドクターたちは毎日の回診でお腹の柔らかさ、ガスが溜まっているかどうか、舌のチェックなどをしてくれますが、その時に必ず食欲があるかどうかを確認されます。そして「according to appetite (食欲に従って)」食べてください、と指示されます。私の場合、ミルクバスティ初日にはあまり時間が経たずに排泄されてしまったのですが、翌日には6時間後、3日目にはオイルも何も排泄されませんでした。腸から直接吸収するということは腸でも食事をしているような感覚で、実際の食事をする時間になってもあまりお腹が空かなくなります。そこで大切なのが現在の食欲に従って食べる量を決めるということです。

普段時間がきたから食べるということが習慣になっていると、自分の食欲の程度を意識することはないような気がします。お腹がぐうっとなれば食べ物を消化する準備ができたという内臓からのお知らせです。そこからどの程度の量を食べたら何時間後に消化がすんで同じようにお腹がなるのか、そういう気付きを確認する良い機会がパンチャカルマです。

ここでの食事は朝食は消化に軽いもの、ランチはご飯、チャパティ、ドライ系サブジとスープ系サブジ、晩御飯はご飯、バックリー、スープ系サブジが2つになります。消化力が下がる夜にはスープ系にすることで消化しやすくする工夫がされているのだなと思いました。味は美味しいので食べ始めるとついつい食が進むのですが、自分の消化力に見合っていない量を食べるとお腹が重くなったりガスが出ますので、食生活を見直すきっかけになります。(続)

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