連載4 サダナンダ先生のコロナ対策セルフケアと解説

サダナンダ 先生の対コロナ処方集(4)

(4)免疫力を高める食事の取り方

    次はいよいよ食事です!免疫力を高める食生活の基本は4つです。

    ①固形食を減らし、②消化に軽いものを、③決まった時間に、④調理したてで食べる。

    これらは全て、体のエンジンである消化力=アグニをうまく働かせるように食べる知恵です。一つづつ解説しましょう。

1:食事の中から固形物を25%減らす

    →例えば、今までトースト2枚食べていた人ならば、1枚半にします。これで25%減ですね。そして、その分スープなどの液体をとります。液体の方が消化に負担がかからないからです。

2:消化に軽いものを食べる

    →軽いというのは、重量的に軽いのではなくて、消化に軽いという意味です。食べたあと、お腹が空くまでに時間がかかるような食べ物は、重くて消化に負担がかかります。例えば火を通していない生のもの。サラダのような生野菜は消化には重いので少量にします。豚肉や牛肉も重いですので、スパイスを使うのが消化を促進するコツです。揚げ物などはさらに重いので、この季節には控えた方が良いものです。

    どんな食物が重いのか、軽いのか、詳しくはこの本をお読みください。

「アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ」径書房刊 香取薫・佐藤真紀子共著

消化に軽い美味しい食事のレシピもついています。

 消化に軽いということを一言でいうならば、分解されやすいということです。タンパク質や油など、分子の鎖が長くて切るのが大変なものは、消化に時間がかかります。そう考えて食べ物を選ぶと、自ずと消化に軽いものがわかってくると思います。

3:新鮮に調理されたものを食べる

 毎食ごとに、新しく料理したものを食べるということです。つまり、残り物や古いもの、レトルト、缶詰、冷凍食品などの保存食を食べないということです。こうしたものは、消化に時間がかかったり、栄養分が減っていたり、保存料が入っていたりするわけで、体を養う滋養分になりにくいと考えます。常備菜とか、つくおきとかも、主婦の私たちがストレスなく食卓を回すためには必要かもしれませんが、メインに考えない方が良いということですね。そして、作り置きしなくても、その場でチャッチャと作った方が絶対に美味しいのです。

私はアーユルヴェーダの生活を始めてから、冷蔵庫がほとんど必要なくなりました。毎回作って食べるので、残り物とかを保存しておく必要がないからです。牛乳などの材料を入れておく程度なので、ホテルで使っているような小さい冷蔵庫に変えましたが、それで十分になりました。

4:定期的に食べる

  いつも決まった時間に食事をすると、その時間になると消化液を分泌するように、体内時計が働きます。消化の準備がしっかりできた状態で食べるのが、一番効率よく分解吸収できるのです。適当に食事を抜かすことはいろんな理由で、よくありません。

5:朝食には軽食を食べる

  インドの朝食はとても軽いです。朝はまだ消化力がないので、重いものを食べるべきではないし、夜のうちに蓄えた栄養分で働けるので、チャイと軽いものだけを食べて、昼食時にキッチリお腹が空いているように腹具合を調節します。

なので、朝食は穀物に火を通した、消化によい手軽なものが多いです。  

どんなものかはsatvikのインスタグラムに中村チコさんが作ってくださった動画が載っているのでご覧ください。これをみて、全く同じように作ることが目的ではなく、この程度の軽いものを普段の食生活の中で工夫してくださいね。

サダナンダ 先生オススメのインドの朝食メニュー(全部動画があります)

Food For Life youtube動画

    ウプマ(引き割り小麦=スージで作った蒸しチャーハンのようなもの)

ウプマ

    ディルダ(薄いパンケーキ。米/ムング豆の粉/スージ/小麦粉などで作ります)

ディルダ

    ポーへー(米を平たく潰して乾燥したライスフレーク。水で戻してチャーハンのように野菜の具と一緒に軽く炒めて食べる。)

ポーヘー

    シーラー(引き割り小麦=スージをギーで炒めて砂糖を加えた甘い軽食)

シーラー

    ウカド(米粉で作られたお粥)

ウカド

この中で、ライスフレークを使ったポーへーは、古典書の中では消化に重いものであり、食べることは罪とまで言われています。しかし、油の量を調整することで、消化されやすいけれども、そこそこ腹持ちが良い軽食になります。

今は、どこの家庭でも定番になっているトーストとサラダの朝食スタイルも、外国からやってきて、ほんの数十年で定着したものです。インドのこうした朝ごはんが定番になる日が来ても不思議ではありません。ぜひ試してみてくださいね。

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