先週は大雪に続いて、記録的な寒波に見舞われた日本列島ですが、
私はなぜか…ゼンッゼン!寒さを感じないのです。
自宅のある宮崎台は 都心よりも少し寒いので、外へ出れば朝は氷点下。
まだ雪も消え残っていますが、下は生足に薄手のズボンを1枚はいただけで、全く不自由を感じません。
でも、元々こういう体質ではないのです。
昨年は、裏起毛のズボンが手放せませんでした。
では、昨年と今年で何が違うのかと言えば、
アムラを飲んでいることです。
サンスクリット語でアーマラキーと呼ばれる薬草で、
ビタミンCが豊富なことで知られている強壮薬です。
うちの師匠の大学の果樹園で、オーガニックに育てられたアムラの実を
天日干しして 粉に挽いただけのシンプルなパウダーを、小さじ1杯
コップの水に溶かして、朝一番に飲み干します。
やっているのは、たったそれだけ。
でも、元気具合が全く違うのです。
今日、授業中にこの話をしたら、「先生!私も寒さを感じません!」
と、手を上げてくれた生徒さんがいました。
彼女も、アムラではありませんが、強壮薬を飲んでいました。
昨年までは湯たんぽが必要だったのに、今年は全く必要ないのだそうです。
アーユルヴェーダは病気を治したり、予防したりするだけでなく、
健康な人を、より健康にするのが目的です。
それは、こんな風に、カラダに強さを与えることなのです。
例えば、大病をして、入院治療で治ったけれども、
そのあと1年くらいは寝たり起きたりで体調が優れない。
なんてことがありますよね?
西洋医学的に言うと、もう病気は治っているのですから、
問題はナイ、と言うことになると思いますが、
アーユルヴェーダでは「弱さ」も治すべきもの、治療の対象なのです。
もっと言ってしまうと、「老化」も治すべき治療の対象なのです。
そのために、ラサーヤナと呼ばれる強壮学の分野があります。
老化=体の劣化を食い止めて、パフォーマンスをよくする学問ですので
若返り学とも言えます。
思わぬところで、その効果を実感する冬となりました。
家の中では旦那が、暖房をガンガンつけたリビングで、
ズボンの下にパッチを履いて、毛布にくるまってソファに埋もれて、
それでも「寒い」「寒い」と騒いでいます。
血管を細くしちゃうタバコをやめて
朝、コーヒーの代わりにアムラを飲めばいいのにね….